カンパニョーロのデルタブレーキとか、raspberry pi3のMacintoshG5ケースとかつくってました。
使用環境や使用ソフト
プリントが楽しすぎて、印刷しては3Dモデルを修正、そして印刷3Dモデルを修正と繰り返しまくり。SDカードの抜き差しがめんどくさすぎるので、画像のように配置して効率化を図っている。プリンタ本体ベースのSDカードスロットとUSB延長ケーブルでパソコン側のSDカードスロットをとなり合わせにして、SDカードの移動距離を最小限に。プリンタのベースは縦置きが一番しっくりきてます
SDカードスロットへアクセスできるし |
ボタンも押しやすい |
マイクロSDカードエクステンダーを使ってソケット位置を自由に配置する方法
1kgリールホルダは自作しました
アマゾンで2000円〜から変える大物1kgのフィラメントリールは、プリンタ付属の貧弱なリールホルダでは支えきれないので、画像のようにリールホルダを自作して配置しています。軸受にはベアリングを用いています。DIY詳細は以下のリンクよりどうぞ
エクストルーダーモーター故障を経験しました
軸受にベアリングを用いた自作リールホルダでフィラメントをフィードしてもエクストルーダーモーターに負荷がかかっていたのか、ステッピングモーターのトルクがでなくなりモーターの交換修理を行いました。どれくらいフィラメントを消費したら交換することになったか?交換手順はどのようにやったか?などを書いていますので詳細は以下リンクよりどうぞご覧ください印刷の精度は?
画面上モデリングソフトの1mm寸法にだいたい忠実な印刷物ができあがる。例えば、外径8.5mmを指定すると、ちゃんと8.5mmの印刷物ができる。対して、穴寸法などの内径は、だいたい0.3〜6mm小さくなる傾向がある。例えば、穴経6mmで印刷したとすると、印刷物は5.4mmくらいの穴になってしまう。モールドなどで印刷物同士のは目合わせ合わせを考える場合寸法を調節しないとだめみたいだ
使用ソフトウェアは、TinkerCAD CURA
3Dモデリング: TinkerCAD https://www.tinkercad.com/dashboard
スライサ: Cura 最新版 https://ultimaker.com/ja/software/ultimaker-cura
ブラウザ動作で環境否依存のTinkerCADは、LinuxやChromeOS界隈にとってかなりありがたい存在。付属説明書を読むとスライサを最新版にしないでと書かれているが最新版のものを使ってSD経由で印刷できて不具合はでていない。
ちょっとかじったくらいで立体物をさくさく作るにはTinkerCADが良きです。過去ペイントソフトやドローソフトを使用したことがある方なら15分もかからず操作方法をマスターできるでしょう。CURAの設定はこちらの個人ブログ様の情報を参考(丸パクリ)させていただきました。ドさまありがとうございます。
モデリングしたブツを3Dプリンター「EasyThreed X1」でプリントしてみる | ド
あらすじ セットアップ編を参照 参考 スライスソフトってなんだ? | せしろの工作 CONFIGURER ULTIMAKER CURA POUR EASYTHREED X1 - YouTub...
印刷品質に関すること。Cura設定のコツとか
ともかく速度を落とす
X1のようなフィラメント供給方式をダイレクトフィードというらしく、ノズルヘッド付近にフィラメン押出しモーターが配置される。構造的にノズルヘッドが重くなるので移動によるx,y,z方向へ慣性がつきやすくなり、結果的に印刷の品質につながる(と言われている)ことになる。ともかく、外壁と内壁の印刷速度を遅くするときれいな印刷物ができあがる傾向がある。サポートとかインフィルの移動速度は早くてもいいけど、ウォールの印刷速度をとにかく落とすときれいなしあがりになりやすい
アイロン効果がいい
印刷表面をなめらかにするアイロン効果は、仕上がりかなりきれいな上、印刷時間もそんなに増えない。表面仕上がりがフラットになってかなりいいカンジ。Curaのコンフィグへメニューバーの設定から追加することで選択できるようになります。
印刷物の品質はスライサソフトによって変わる
Cura以外の定番スライサのSlic3rとで、同じモデルをスライスして印刷した結果が画像です。細かいコンフィグを記録するのを忘れてしまったのだけど、だいたい設定できそうなところは(印刷レイヤーの厚みとかスピードとか)似たような値にして印刷しました。顕著に両スライサで異なるのは、ノズルが折返しをする角の凹み具合。
理想は
こういうふうに動いてくれればいいのにとは思う。ノズルの動きには専門的な理由があるっぽいし素人としてはよくわからないので深く考えず、結果的に使用するスライサによって吐き出されるgcodeには違いがあり、印刷の品質にも違いがでる部分があると思っていればOKとする。突き詰めだすときりなさそう。ノズルヘッドが描く軌跡は同じではない。
印刷についてトラブルシューティング
公式HPに初心者向けのトラブルシューティングが画像つきでわかりやすいのでここを熟読すると解決するものが多い。なぜ印刷物が〜の状態になるのか?を文字で説明されているので、X1にとどまらず3Dプリンタ印刷に関する基礎知識が吸収できる。Chromeの翻訳機能を使って、英語<>日本語を行ったり来たりすればだいたい理解が捗ってます
印刷物がステージに定着しないとき
要はノズルから射出されたフィラメントをステージへなびっているっているわけだから、ステージ裏のネジ調整でノズルとの距離を調節してあげればOK(なことがおおかった)。初期調整でA4紙を使うなんて方法でやられているとおもうけど、+ドライバを使用してステージ四隅のネジを 1/4 回転ずつ半時計回りにまわしていって、ちょうど良い塩梅をさぐる感じ
ThingVerseやGrabCADで先人たちの作品を印刷して観察したり、他3Dプリンタのマニュアル、ネットのノウハウを通読してみてだいたい共通して行われていたり・言われているのは、初期1層目のレイヤーを厚めに印刷したほうが良いということ。ステージにフィラメントが定着しないともちろん印刷は失敗するし、加えて最終的に美しい印刷物をつくるためには一層目を暑くガッチリしたものにするのが法則なもよう
しました
おまけ, Tipsとか
Linuxネイティブ で 3DCAD をやるなら選択肢は少ない
- FreeCAD
- Blender
- openSCAD
FreeCADはマウスグリグリな直感的な操作感でのモデリングはできないが、操作感に慣れれば複雑なモデル、とくに容器とかギアとかはTinkerCADよりできそうな印象FreeCADの学習はYoutubeのあすなチャンネルさんのものを見ながらやるのがいまのところ一番捗る。
FreeCAD 使い方 日本語 球体に線を描いて面白いばねを作成 #118 - YouTube
明日に向かって何でも作るあすなCAD Factoryです。(Asuna CAD Factory) フリーソフトの3Dcad、3DCG、VRを使用して物作りに取り組みます。 そしてVRには音を吹き込むことを予定しています。 ”3Dと聞くと高価なソフトとで手が届かない。”と思われるかもしれません。実際に高機能版は そ...
Blenderは、STLにエクスポートするのに手間を加えねばならならいようでめんどくさそうだけど、マウス操作で直感的な操作感でできるLinux界隈唯一のソフトだと思う。OpenSCADはOSのリポジトリからインストールできる。ちょっと今から覚える気にはならない。
TinkerCADの動作が重くなって来たときは立体を個別にエクスポートする
TinkerCADは編集している立体の数が多く、複雑なものになってくると動作が重くなる。そういうときは立体個別にをSTLでエクスポートしておいてインポートし直す。注意点は、インポートしたSTLデータは保持していたグループ構造を消失していること。アングループによる再編集はできなくなる。かわりにTinkerCADの動作が軽くなる。
3Dモデリングをやりたくば PCのスペックアップを考える
STLのエクスポート・インポートで工夫するのに加えて、パソコンのスペックアップも同時に考える。私は3DモデリングにハマったのでノートパソコンからデスクトップPCへ変更しちゃいました。
他
- 重い大きなものを印刷したときにステージの反りが感じられる(かも)
- ノズルの詰まりに遭遇していない(エクストルーダーモータ故障が原因だった)
- Curaの設定次第だけど、ステージから印刷物が印刷途中に剥がれたことがない
- 静音を歌っているが、ノズル冷却ファンは100%でまわすとうるさい。こんなんで眠るのは無理。ノズル冷却ファンが止まっているときは、それはもう静か
さいごまでお読みいただきありがとうございました
使用プリンタ、フィラメントはPLAで1.75mm直径のものを選べばOK!!このリンクより買っていただけると死ぬほど嬉しいです!
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こんにちは!コメントありがとうございます