Labists/Easythreed X1 SDカードを使用するのめんどくさい。青いUSBケーブル経由でパソコンから直接プリンティングする方法 3Dプリンタ




Amazonで1万円で購入できる3DプリンタX1(Amazon)の、本体付属マニュアルを読んでもSDカード経由 以外の プリント方法が記載されておらず、毎度SDカードの抜き差しでgcodeをプリンタに送信するのってめんどくさい。決まったものを印刷するならSDカードぶっ刺しとけばめんどいことありませんが、

「寸法を絞りこみたい!」「テスト印刷を繰り返したい!」
なんてとき。毎度スライサのコンフィグをいじってはSDカードをプリンタPC間で行ったり来たりさせるとかしんどすぎる。ってことで、同封されているのになんのために使用するのかわからない青いUSBケーブル経由で印刷する方法を記事にしてみました。Linux環境とWindows環境で分けてあります。



USBシリアルケーブル

これで何するの?というのが書かれていないので、皆さん使用していないのではないでしょうか?Arduinoでお馴染みのUSBシリアルコンソール接続用のケーブルです。プリンタとPCをこのケーブルでつなげてください。






使用ソフトはCura最新版

Ultimaker Cura:強力で使いやすい3Dプリントソフトウェア | Ultimaker

Ultimaker Curaは、無料でありながら、使いやすい3Dプリントおよびスライサーソフトウェアであり、何百万人ものユーザーから信頼されています。最高のスライシングとプリント結果を得るために、400以上の設定で3Dモデルを微調整します。


説明書には最新版にアップデートするな!とかかれていますが最新版使用でなにも問題ありませんでした。ぐぐってみるとUSB経由で印刷したら印刷物がガタガタになったというレビューもみかけたので私の環境では問題が起きていないだけかもしれない。






Cura Linux環境 (ManjaroLinux Mikah 20.1 )

※Windows10環境はLinux環境の次に記載しています
ManjaroLinuxでCuraは公式リポジトリよりインストール可能です
sudo pacman -S cura

/dev/ttyUSB0 の所有者情報を確認するとroot、uucpグループが所有していることがわかる。
ls -l /dev/ttyUSB0
crw-rw---- 1 root uucp 188, 0  9月 11 00:24 /dev/ttyUSB0

ユーザー権限でアクセスできるようにするために、 /dev/ttyUSB0 を所属しているグループuucpにユーザーを加えます
sudo  gpasswd -a $USER uucp
参考URL: Arduino - ArchWiki


Manjaroを再起動することで/dev/ttyUSB0へユーザー権限でアクセスできるようになっており、X1とUSBケーブルを介してのシリアル通信( Linux >> gcode送信  >>> X1 )ができるようになります。つまり、Curaから直接印刷できるようになります



 

Curaを起動

スライスボタンを押すと、画像のように ”USBを使ってプリント” という項目があらわれるのでこれを押す。すると画面上部の 準備する、プレビュー、モニタ タブのうちモニタタブでプリンタの状態を表示する項目が出現しプリントモードになる。



Extruderの温度が指定した値になるまで待つとあとは印刷が開始されます。留意点は、CuraがプリンタをOnlineと認識するまでラグがあり、ちょっと待たないと”USBを使ってプリントする”の項目が現れないこと。注意点はCuraを閉じたり、新しいCuraのウィンドウを立ち上げると印刷が終了すること






Cura Windows環境(Windows10)

スライスボタンを押すと、画像のように ”USBを使ってプリント” という項目があらわれる。すると画面上部の 準備する、プレビュー、モニタ タブのうちモニタタブでプリンタの状態に関する項目が出現しプリントモードになる。



Extruderの温度が指定した値になるまで待つとあとは印刷が開始されます。もしいくら待っても、 USBを使って〜 があらわれなかったら、初期付属SDカード内のディレクトリ:USB drive for online printing にある CH340_341.EXE を実行してドライバをインストールしてみてください。ネットワークプリント用ドライバのインストールなので関係ないかもしれませんが、私の環境ではドライバをインストールしてあります。


上記Linuxと同様留意点は、CuraがプリンタをOnlineと認識するまで少しの時間ラグがあり、ちょっと待たないとUSBを使ってプリントするの項目が現れないこと、と注意点はCuraを終了させたり、Curaの新規ウィンドウを立ち上げると印刷が終了することです。いずれにせよ印刷中はPCをずっと起動させておくことになるので、長時間印刷する場合はSDカードを使用するのがよいでしょうか





まとめ

これでSDカード経由、USBケーブル経由でのプリンティングができるようになりましたね!Curaのモニタタブで、x/y z のボタンをクリックするとプリンタが合わせてうねうねうごいてくれるのが楽しい。Curaの他にはprintrunでX1とシリアル通信を利用したプリンタのコントロールが可能です






マイクロSDカードエクステンダーを使って、ソケット位置を自由にする手も

これらはMicroSDカード<-->SDカード変換拡張ケーブルです。アダプタをかませばSDカードソケットにMicroSDカードを入れられるので、3Dプリンタ本体の配置をもっと自由に行えます。こういうケーブルの相場はだいたい520〜1200円くらいで、SDカードアダプタ付きかつ送料無料だと一番最初のリンクのがコスパ良しです。一番最初のリンクのを私は使用していますが普通に使えています。




関連記事


3Dプリンタを使い初めてレビューをしてみました。あわせてこちらの記事もご覧ください


また、XYZキューブのキャリブレーションを時間をかけておこなってみました。こちらもどうぞ




楽しい3Dプリンタライフを!








さいごまでお読みいただきありがとうございました

記事で使用したプリンタはX1。フィラメントはPLAで1.75mm直径のものを選べばOK!!


このリンクより買っていただけると死ぬほど嬉しいです!



コメント

  1. ShineCrackさん
    Thank you for your comment ! コメントありがとうございます

    "I'm really impressed with your writing skills, as smart as the structure of your weblog.
    from ShineCrack"

    返信削除

コメントを投稿

こんにちは!コメントありがとうございます

item