FreeCAD Tips 2 アセンブリでパーツが動かせないとき。懐かしいあの方法で解決できる。【A2pと半球拘束】





拘束を維持して自在動かしができない?

アセンブリA2pワークベンチでは、この

 Move the selected part under constrains = 拘束を維持して自在にパーツを動かす

 をクリックすると、設定した拘束の範囲でパーツを自在に動かすことができる、らしいのです。Wikiによれば。




こちらの画像の通り、

半球拘束を 胸 と 腕 に設定したので

「よし・・・・、グリングリンにうごかしてやろう」

と思って上腕をドラッグしたところ・・・・・・・・・






え、うごかないんだけど・・・・?
半球拘束ってガンダムプラモでいうところのボールジョイントみたいなものでしょ?半球拘束を追加したらグリングリンにうごかせるはずじゃなかったのか・・・?公式Wikiにはできるって書いてなかったっけ・・・・













パーツがもう一つ必要でした

「どうなってんの?拘束とは・・・?」

と思って調べてたどり着いたのがこちらの動画。どうやら、拘束を追加したパーツ同士だけでは動かせないのが普通のようだ。



例えば、ゴーレムの胸パーツをA、腕(上腕)パーツをBとすると、もう一つ腕(下腕)パーツCがあればよいみたいだ。


A2Pワークベンチの半球拘束では、すくなくとも3つパーツがないと拘束維持自在動かしはできないということがわかった。




今回はよかったけど、都合よくパーツCが存在しないとめんどくさいとは思う。毎度、A,Bパーツがあって、Cパーツもあるとは限らない。そこで、とある方法を思いついた。






















バーン!!














格ゲーレバー方式 笑



3つパーツが必要なら無理やりパーツを追加すればいいんじゃん。頭パーツBを動かしたくば、Cをマウスドラッグすればグリグリ動かせるわけだから。

















うおおおおおおおおおおおおお





以上最後までお読みたいただきありがとうございました。Fixed PositionをTrueにすることをお忘れなく、A2pをお楽しみください。実際この冗談みたいなレバー方式で、ちゃんと人形のポーズ決めをおこなうことができました。

レバー方式(笑)でアセンブリ
半球拘束の場合A2pで位置決めってかなり難しくて、レバー方式(笑)は実は結構現実的な方法だったりするんじゃないか?と個人的には思ってます。


このドラクエのゴーレムはペーパークラフトになりました。FreeCADとBlenderでペパクラゴーレムの作り方はこちらの記事で紹介しています。どうぞご覧ください。

ドラクエのゴーレムをFreeCADで作る。Blenderと組み合わせて作る方法

FreeCADでパーパークラフト作成はまじで苦行!苦行でもかまわない!という方ご覧ください。情報共有できたら。








FreeCADユーザー歴8ヶ月くらいの筆者が書いた記事です

FreeCADユーザーとして情報共有したく、3Dモデル製作中に思いついたアイディアや、役に立ちそうなTipsを記事にしています。よろしければ、他のラベル:FreeCAD_Tipsの他記事も合わせてごらんください。なにかのお役にたてば幸いです。






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OS:ManajroLinux
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さいごまでお読みいただきありがとうございました





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