キーボードのキーキャップをモデリング【FreeCAD 】 その1



メンブレン キーキャップ

これを3Dソリッドモデルにする。







※うごきます




1ベースをつくる

Part Design WorkBenchでSketcher図面をPad(押し出し)






2 Poket(減算パッド)で側面を削り取る

  1. 正面から見たとき用のSketcher図面を用意してポケット
  2. 側面から見たとき用のSketcher図面を用意してポケット






正面から見たとき、丸みのへこみは上面に円が乗っていると考える。円弧最下部から、キーキャップ底面までの距離を図ると 7.2mm 。

円弧を上面に点拘束を追加しておく。補助線を 7.2mm にすればうまくやってくれる。このSketcher図面でPoketを実行。

側面、前方は傾斜が深いが後方は傾斜が浅い。


側面後方はフラットな面になっている。

このSketcher図面でPoketを実行。


3 フィレットをかける順番に注意する



エッジは丸みを帯びている。フィレットで再現できるが、1度に側面エッジすべてにフィレットをかけると、前面下部だけなんか変な形状になる↓
腹立つ😠。均一なフィレットの連続した面にならない。へんなごにょごにょってした面が入る。これは2回に分けてフィレットをかけることで解決できた



1回目
側面後方エッジ2本、前方下部エッジ2本


2回目
のこり



にんまり😁

これら参考URLだけでなく、きれいなフィレットを作成するにはどのソフトウェアを使用してもコツがいる場合があるということがわかった。納得の行くフィレットができないときは、フィレットを複数回わける、分割するなどが鉄板の対処法ということだった。




形状に納得がいかないので、エッジの丸め方を変える

いい感じな気がしていたが、形状を確認するとなんか違う



なんでギザギザになってんねん😡 きれいな一本線になっておらんやないか。


同じやりかたで、クラウド3DCADなOnshapeでモデリングしてみたものを確認すると、

同じような結果になっている。ソリッドのジオメトリはおそらく同じような寸法になっているはずなので、こんなもんなのか?ちなみに、Onshapeではフィレットをニ回に分ける必要はなく一発で画像のようになる。3Dプリントするのに問題はないはずだが、むかつくので方法を変えてみた





減算パイプでエッジを均一に削り取ってみた


キーキャップ最低面から1mmの高さのXYSketcherを作成し、これを減算パイプ(減算スイープ)でエッジに沿ってけずりとってみた。




完璧ではないだろうか😊



さいごまでお読みいただきありがとうございました

なかなかよい形状になったのではないだろうか??実は 表示スタイル > かくれ線 にしてみるとメッシュライン?がきれいになっていないことがわかる。


減算パイプ産

フィレット産

フィレット産  ズーム

今回フィレット処理と減算パイプでやった2パターンを試してみたが、メッシュラインの汚さには目をつむり、形状がきれいな減算パイプ産を採用することにする。フィレットの方がメッシュラインが均一でいいんだよなぁ。。。幾何学的な美しさってどこまで追求・重視すればよいものなのだろうか・・・?



参考にOnShapeでつくったやつ(フィレット産)のメッシュラインも確認してみると、

均一なメッシュラインとなっている。さすが商用ソフト。うまくできるようになっている。このへんはFreeCADとはアルゴリズム的なものが違うんだろう。目的に合わせて不都合なところがなければ、気にしなくてよいはずなんだけどねぇ・・・・ もやっとする。


その2へつづく
キーボードのキーキャップを3D 印刷【FreeCAD 】その2 : https://leaves2min.blogspot.com/2025/08/d-freecad.html

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