キーボードのキーキャップを3D 印刷【FreeCAD 】その2


その1のつづき
キーボードのキーキャップをモデリング【FreeCAD 】 その1 : https://leaves2min.blogspot.com/2025/08/freecad.html




エレコムのメンブレンキーボード


Fキーに音量操作を割り当てしていて、以下のようになっている。
  • F10:音量 ミュート
  • F11:音量 下げ
  • F12:音量 上げ
この3つのキーキャップに 、カバーというかキャップを被せたい


↑キーキャップ(キートップ?)



キーキャップ  キャップ  をモデリング







前回モデリングしたキーキャップに覆いかぶせるように、

キーキャップキャップを召喚

その1でモデリングしたキーキャップソリッドの一回り大きいキーキャップをつくった感じ。
  • キーキャップキャップ ー キーキャップ 
ブーリアン演算の切り取りを実行。これでキーキャップにジャストフィットするキーキャップキャップをつくることができた。だからまず先に、キーキャップのモデリングをする必要があったんですね。





印刷してみた

白フィラメントでみづらくなってしまっているが、ミュートアイコンを凹みで表現したもの。

使用したアイコンデータはAdwaitaアイコンセット(CC-BY-SA 3.0)


ひっくり返すとスッカスカ。これをF10キーに被せれば・・・・・・







F10がミュートキーに!!










分割してキレイに印刷できるようにした

テスト印刷の段階で、上面の印刷クオリティが微妙なことに気づいた。
え・・・・ ヤダ 汚い・・・!
積層高をいくら小さくしても緩やかな曲面の仕上がりはあんまり。。。😢  凹みで表現するミュートアイコンの造形も微妙そうだったので、分割してそれぞれ別パーツにしてみることにした。




  1. Sketcherで丁度よい高さの線分を用意
  2. PartワークベンチでPad(押し出し)て平面を召喚
  3. 面をスライス用の贄(にえ)として、Slice:Apartで下部パーツ(キーキャップに触れる)と上面パーツ(アイコン部分)の2つに分割。
線分→押し出し→平面召喚は、PartDesignワークベンチではできなかったりする。(FreeCAD 以前のVerではできた、はず)



これで上面パーツを上向きで印刷機に回すことができた。この向きだとキレイにアイコンの凹みや輪郭を表現できる。


PLAは100均の瞬間接着剤で余裕でくっつく。アイコンのある上面と下部キャップを接着せっちゃこ






できたー!!✌ずれないように固定は両面テープつかいました








さいごまでお読みいただきありがとうございました

キーの見た目を自由にできるようになったよ。Fキーのみならずキーキャップの形状は(スペース以外は)ほか皆同じなのでFキー以外もカスタマイズOK




ちゃんと押し込めます


改善したい点として、他のキーよりボリュームがありすぎるのでもっと小型化したい。もしくは、キーキャップキャップではなくてキーキャップそのものもを印刷したい。アイコンの寸法が大きすぎるので、もっと小さいサイズにするとエレガントな見た目になりそ。

コメント

item