ManjroLinux20.2.1を日本語でインストールした後にすることリストです。不要アプリの整理とかFcitxの初期設定などなど毎回やっててめんどくさいものをまとめた設定例などで、Fcitx初期設定がコピペですぐ済むようになっています。あと、thunarの右クリックアクションの追加がかなり便利なのでどうぞご覧ください
前回の2020版はこちらでどうぞ
リポジトリの調整 初回アップグレードのまえに済ますこと
ミラーリストをアジアに変更
リポジトリを速度の早い日本のサーバーにする。Pamacの設定から変更可能
snap, flatpakを有効にする
20.0.1よりsnap,flatpakがサポートテッドになった模様。
AURを有効にできない?
ソフトウェアモードを有効にしているとAURが表示されない。
ソフトウェアモードがオンになっているとAURアプリのアップデート管理もpamacがしてくれないみたいなので、AURを利用している場合はソフトウェアモードは切ったほうがいいかもです
不要アプリの削除、必要アプリの新規インストール
初回アップデートは大量のファイルをダウンロードしてくるので、大きな変化はないが使用しなさそうなアプリをアンインストールしてしまう
1不要アプリのアンインストール
sudo pacman -Rns audacious hexchat orage pidgin thunderbird steam-manjaro firefox steam-manjaro
2アップグレード
sudo pacman -Sy
sudo pacman -Syu
3必要アプリのインストール
sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-im fcitx-qt5 fcitx-configtool yay vim gnome-disk-utility xdg-user-dirs-gtk fakeroot
yay -S google-chrome fcitx-skin-material
sudo pacman -S base-devel
yay.... 非推奨となったyaourtの代替
fakeroot.... yayパッケージをインストールするために必要
gnome-disk-utility.... gpartedより視覚的でわかりやすいパーティション操作ツール。USBブートイメージライタとかが便利
fcitx-skin-material.... fcitxの追加スキン。マテリアルデザイン。
google-chrome.... ChromiumではアカウントのSyncができなくなった模様。chromeをソースからビルドするのではなく、バイナリをダウンロードしてコピペするだけなので時間はかかりません
base-devel.... aurを利用しビルドするため
アップグレードの前に新規アプリをインストールしようとすると、共有ライブラリが参照できないとか、依存パッケージがインストールされないとかで不具合を起こすことがあるので、2でアップグレードを済ませる。
ChromiumがSync非対応になった?
リポジトリからインストールできるChromiumはSyncができなくなったようです。これはGoogleの意向のようなのでAURからChromeをインストール。
ChromiumとChromeの違いはデータの取り扱い方などで、ユーザ目線だと個人情報をGoogleに送信するかしないかが主なところ。AndroidでChromeつかってるから今更個人情報どうだとかはもちろんないのだけれど、Chromeを使うメリットは、ChromecastやGoogleHomeとの連携がとれることなど。ChromiumからはChromecastを使用できない。
ホームディレクトリを英語に
CUIでやる方法2つ
1
LC_ALL=C xdg-user-dirs-update --force
2
mkdir Desktop Documentes Downloads Pictures Music Templates Videos
LC_ALL=C xdg-user-dirs-update
1,2いずれも ~/.config/user-dirs.dirsが作成される。この内容が中身。xdg-user-dirs-gtk-updateはインストールしないと使用できません。ホームディレクトリが日本語だとターミナルでcdするときめんどくさい
Fcitx関連 自動起動して使えるようにする
echo -e "export GTK_IM_MODULE=fcitx\n export QT_IM_MODULE=fcitx\n export XMODIFIERS=@im=fcitx" >> ~/.profile
コマンド後、ログアウトログイン。
ファイアウオールを有効にする
ufw(ファイアーウォール)を有効にする方法は以下2つ
- xfce4の設定メニューからファイアーウオールを有効にする
- かもしくは、以下のコマンドを打つ
sudo systemctl enable ufw
sudo systemctl start ufw
必須設定は以上で終わり
ここまでがManjaroLinuxを日本語で快適に使用するための設定でした。以下からはオレオレな設定です。すべてお好みでどうぞ。他人のLinuxの設定って気になりません??
(お好みで)Fcitx Materialskin を設定
yay -S fcitx-skin-material
(お好みで)タスクバーをウィンドウズ10っぽいやつにする
yay -S xfce4-docklike-plugin
他にも同様な機能のものとしてxfce4-dockbarx-pluginがあります。docklike-pluginもおすすめ。使い勝手はdockbarxのほうがよいです
(お好みで)mozc-toolの辞書単語登録機能を呼び出すキーボードショートカットを設定
Xfce4の設定でショートカットに以下のコマンドを割り当てる
Mozc 辞書ツール: /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool
Mozc 単語登録: /usr/lib/mozc/mozc_tool -- mode=word_register_dialog
(お好みで)Fcitx-mozcの初期状態を英語キーに
mozcの設定より 1usキー 2mozcにして、アドバンスオプションをチェック 全体の設定>プログラム で規定の入力メソッドの状態を無効に
.
(お好みで)自前ビルドしたパッケージをホームディレクトリのDownloads/Pkgsへエクスポートする設定
yay
で自前ビルドしたパッケージを$HOME/Downloads/Pkgsへ自動エクスポートする設定。〜.pkg.tar.gzが$HOME/Downloads/Pkgs配下に保存されるようになります。mkdir ~/Downlods/Pkgs
sudo vim /etc/makepkg.conf
PKGDESTのある行の文頭の#を消し、=以降にエクスポート先ディレクトリパスを記述。以下のようにしますPKGDEST=/home/ユーザー名/Downloads/PKgs
参考URL: makepkg - ArchWiki.
.
Thunarの設定
(お好みで)右クリックアクションの追加
すべてのアクションが利用可能であることを確認しています(2020/07/10)。以下で特に便利なのがパスをクリップボードへコピー。thunarの右クリックから表示中のカレントパスやターゲットファイルの絶対パスを取得、コピペできるようになります
ファイルの複製
- 名前:複製を作成
- コマンド: cp %f %n.bac
- ファイルパターン: *
- 以下を選択した場合に登場する: フォルダーを除いて全てにチェック
シンボリックリンクを作成
- 名前: シンボリックリンクを作成
- コマンド: ln -s %f %nへのリンク
- ファイルパターン: *
- 以下を選択した場合に登場する: すべてにチェック
パスをクリップボードへコピー
- 名前: パスをクリップボードへコピー
- 説明: パスを取得
- コマンド: clipit %f
- ファイルパターン: *
- 以下を選択した場合に登場する: すべてにチェック
clipit.... CUIクリップボードマネージャ
sudo pacman -S clipit
mp4をアニメGifへ変換
- 名前: mp4をGifに変換
- 説明:
- コマンド: ffmpeg -i %f -r 5 -vf scale=320:-1 %n.gif
- ファイルパターン: *.mp4
- 以下を選択した場合に登場する: 音楽ファイル、 動画ファイル
Vimでドキュメントを作成
- 名前:ターミナルを開いてVimでファイルを新規作成する
- コマンド:exo-open --working-directory %f --launch TerminalEmulator -e "vim 名称未設定"
- 説明: Vimでドキュメントを作成
- ファイルパターン *
- 以下を選択した場合に登場する: フォルダ
以上のすべてをまとめたファイルが以下です。~/.config/Thunar/uca.xmlを作成し内容をコピペ
touch ~/.config/Thunar/uca.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<actions>
<action>
<icon>Terminal</icon>
<name>Terminal</name>
<unique-id>1367866030392833-1</unique-id>
<command>exo-open --working-directory %f --launch TerminalEmulator</command>
<description></description>
<patterns>*</patterns>
<directories/>
</action>
<action>
<icon>stock_folder</icon>
<name>Thunar Root</name>
<unique-id>1367866030392883-2</unique-id>
<command>pkexec thunar %f</command>
<description>Thunar Root</description>
<patterns>*</patterns>
<directories/>
</action>
<action>
<icon>system-search</icon>
<name>Search</name>
<unique-id>1367866030392913-3</unique-id>
<command>catfish %f</command>
<description>find files and folders</description>
<patterns>*</patterns>
<directories/>
</action>
<action>
<icon>edit-duplicate</icon>
<name>複製を作成</name>
<unique-id>1594306424170634-1</unique-id>
<command>cp %f %n.bac</command>
<description></description>
<patterns>*</patterns>
<audio-files/>
<image-files/>
<other-files/>
<text-files/>
<video-files/>
</action>
<action>
<icon>emblem-symbolic-link</icon>
<name>エイリアスを作成</name>
<unique-id>1594306599807399-2</unique-id>
<command>ln -s %f %nへのリンク</command>
<description>CreateSymlink</description>
<patterns>*</patterns>
<directories/>
<audio-files/>
<image-files/>
<other-files/>
<text-files/>
<video-files/>
</action>
<action>
<icon>paperclip</icon>
<name>パスをクリップボードへコピー</name>
<unique-id>1594307103880005-3</unique-id>
<command>clipit %f</command>
<description>パスを取得してこぴぺ</description>
<patterns>*</patterns>
<directories/>
<audio-files/>
<image-files/>
<other-files/>
<text-files/>
<video-files/>
</action>
<action>
<icon>gnome-mplayer</icon>
<name>mp4をGifに変換</name>
<unique-id>1594307239564953-4</unique-id>
<command>ffmpeg -i %f -r 5 -vf scale=320:-1 %n.gif</command>
<description></description>
<patterns>*.mp4</patterns>
<audio-files/>
<video-files/>
</action>
<action>
<icon>vim</icon>
<name>Vimでファイルを作成する</name>
<unique-id>1594307388187217-5</unique-id>
<command>exo-open --working-directory %f --launch TerminalEmulator -e "vim 名称未設定"</command>
<description>Vimでファイルを作成・編集する</description>
<patterns>*</patterns>
<directories/>
</action>
</actions>
(お好みで)Thunarのリネーム機能キーボードショートカットを F2 から Ctrl + Enter へ変更する
gtk2までは、
.
- Xfce4設定メニュー 外観>設定>メニューのショートカットを変更可能にする へチェックをいれ
- thunerメニューバーのショートカットを変更したい項目へへマウスオーバーして打ち込む
This functionality has been disabled since GTK3 which means that Xfce apps that have migrated to GTK3 (such as xfce4-terminal) do not support it. Refer to specific app’s documentation to learn how to configure its shortcuts.なので、別の方法としてコンフィグファイルへ変更を加えるtことでショートカットを変更する。
引用元URL: https://docs.xfce.org/faq
Open the file /home/username/.config/Thunar/accels.scm
引用元URL: https://askubuntu.com/questions/403922/keyboard-shortcut-for-thunar-custom-actions
vim ~/.config/Thunar/accels.scm
35行目の終わりの方、“F2” を ”Primary>Return" に変更(gtk_accel_path "<Actions>/ThunarStandardView/rename" "<Primary>Return")
行頭の;を消すことを忘れずに.
chmod -w ~/.config/Thunar/accels.scm
これで再起動すればOK。accels.scm
を読み込み専用にしないと、OSが起動するたびに編集したファイルが上書きされて元通りにされてしまうフィックスです。俺環 imac 2010にインストールしたManjaroリナックス
送料込み7000円で入手したimac2010midでManjaroLinuxは、MacOSとのデュアルブートも無事問題なく元気に動いています。1つだけ不具合はファンコントールに失敗すること。CPU,HDD,GPU各ファンが暴走するのでmbpfanデーモンで対処sudo pacman -S base-devel
yay -S mbpfan
私のコンフィグは以下
/etc/mbpfan.conf
min_fan1_speed = 1000 # put the *lowest* value of "cat /sys/devices/platform/applesmc.768/fan*_min"max_fan1_speed = 4000 # put the *highest* value of "cat /sys/devices/platform/applesmc.768/fan*_max"# temperature units in celciuslow_temp = 34 # if temperature is below this, fans will run at minimum speedhigh_temp = 37 # if temperature is above this, fan speed will gradually increasemax_temp = 60 # if temperature is above this, fans will run at maximum speedpolling_interval = 1 # default is 1 seconds
対してファンの音もうるさくないので内部をかなり冷やしてほしい設定です
sudo systemctl enable mbpfan
sudo systemctl start mbpfan
コメント
コメントを投稿
こんにちは!コメントありがとうございます