【2020版】LinuxDesktopの進化に驚く!Xfce4でMac風デスクトップをつくる方法


偉そうで恐縮ですが最近のLinuxDE(DesktopEnvironment)の進化に驚いています。DEカスタマイズ記事は今更感ありありですが現在(2020/07/10)におけるデスクトップカスタマイズで、Mac風デスクトップのクローンを作ります。



OSはManjaroLinux20.0.3

リポジトリからインストールできるパッケージのみ使用しAURパッケージは除外しています。前回の2018年度版の記事はこちら

インストール後にすることTodoも合わせてご覧ください


xfce4-panel-profilesで現在のデスクトップのバックアップを取る


yay xfce4-panel-profiles
AURパッケージですがビルドインストールは一瞬で終わります。現在のデスクトップの状態を保存しておくと、クリックでいろいろ変えられて嫌なとき一瞬で戻ってこれるので便利です。xfce4-panerl-profilesか、スタールメニューのパネルプロファイルで起動。(注意!whisker-menuの設定は復元されず、初期状態に戻されるので個別バックアップが必要です)




Mac風デスクトップ 2020

sudo pacman -S plank appmenu-gtk-module vala-panel-appmenu-common vala-panel-appmenu-registrar vala-panel-appmenu-valapanel vala-panel-appmenu-xfce-gtk3 libdbusmenu-glib libdbusmenu-gtk2 libdbusmenu-gtk3 
上記アプリのインストール後ログアウト、ログインではappmenuが更新されず、再起動が必要でした。plankドックは、ctrl右クリックでコンフィグができます。plankの周辺に影ができる場合は、xfce4設定マネージャ>ウィンドウマネージャー(詳細)>コンポジット処理のドックウィンドウに影を落とす、のチェックを外す。whiskermenuのアイコンは、すべてのアイコンを選択し、distributorで検索すると候補が出てきます



Chromium

mousepad gtk2? gtk3?

qpdfview qt
純Gtk製アプリは代替OKっぽいけど、すべてのアプリのメニューバーをxfceパネルへ取得できるわけではなく、例えばfreecadなどではメニューバーがアプリウィンドウに仕込まれたままのものもありました。javaアプリは試していませんが、AURのjayatanaというアプリでもしかしたらjavaアプリのメニューバーを取得できるかもです。qtアプリはどうだろ・・・pdfビューワーのqpdfviewはOKでした

ログアウトログインでメニューバーが更新されなくなる問題には、xfpanelを再起動することで対処できます



ChromeOS風デスクトップ


前回の記事では2018年当時、Mac風デスクトップカスタマイズにつづきChromeOS風デスクトップも記述しました。しかし現在は、肝心のxfce4パネル埋め込みドックアップレットのdockbarxがリポジトリから外れAURパッケージとなっていてビルドせずにはインストールできなくなっていました。

スクショは前回の記事のものとなっていて恐縮ですが、もしChromeOS風なデスクトップを作るな素直にCinammonやBudgieデスクトップを利用されるといいかもです。whisker-menuのお気に入りでよく使うアプリは選べるし、頑張ってxfce4で実現しなくても、、って感じでしょうか?なぜWindows風ではなくChromeOS風なのか、は前回の記事を参照していただけると嬉しいです



追記:AUR の dockbarx xfce4-dockbarx-plugin のビルド時間ほとんどかからないし、インストールおすすめです

aur入りしたdockbarxプラグインですが、インストールしてみたらビルド時間も対してかからないのでインストールしてxfce4パネルのランチャータスクスイッチャーの不便さを解消するのおすすめでした







Linuxの〜風デスクトップカスタマイズの意味

デスクトップのカスタマイズは基本的には個人の満足以外にないと思いますが、メリットを以下3つ挙げられると思います。
  1. Linuxへの移行ハードルを下げる
  2. 画面面積を有効に使う
  3. 究極的に自分好みにしたい需要に答える

1は、例えば、MacユーザーはMac風デスクトップを使うことで、WindowsユーザーはWindows風を使うことで、Linuxデスクトップとの操作感の違いを極力吸収し、メインPCをLinuxへ移行しやすくさせます。

2は、Mac風デスクトップの場合、アプリウィンドウのメニューバー1行分を無くすことができるので画面を広く使えるようになりますね。これは例えばノートパソコンのように小さいディスプレイの場合Mac風は使いやすいと思います。反対にに大画面では、各ウィンドウにメニューバー内蔵されていたほうが、マウスの移動距離が少なくて効率よいのでは?とか思う

3は、例えば私のように、Mac風上部メニューバースタイルでもウィンドウのナビゲーションボタンは右側にほしい、とか変態的なカスタマイズが可能だということです。私は右ききなので、実はMacのナビゲーションボタンが左にあるスタイルが慣れないと感じていました。この違和感が右利き由来かどうかはわからないけどウィンドウボタンは右にあると嬉しいWindows派です。

だから、メニューバーは上部パネル表示で、ウィンドウボタンは右に、ドックは右にというような、WindowsとMac混合スタイルが一番しっくりくる。実際。このようにユーザーの好みに合わせた(変態)デスクトップをつくれます。




さいごに デスクトップカスタマイズってハマり要素

Mac風デスクトップカスタマイズに xfce4-windowck-plugin(AUR) を使用すれば、ウィンドウのタイトルバーやウィンドウボタンをxfpanelに埋め込むなんてこともできるので、メニューバーに加えさらに1行画面節約とかできるようになります。LinuxDEカスタマイズの道は深く長い。。。。。やっぱりデスクトップカスタマイズってハマり要素ですよね





MacMojaveThemeでもっとMac風に

LinuxMintのデスクトップをmacOS Mojave風にしてみる | Cloud-Work.net

今さらなのですが、LinuxMintのデスクトップをmacOS風にしてみました。 macOSの現行の最新は、すでに2018年の9月に公開された10.14 Mojaveとなります。 次期バージョンのCatarina(10.15)は2019年6月3日にWWDC 2019で発表されており、この秋に公開予定です。 とりあえず、Mojave風にしてみます。 1,背景画像の変更 次のページあたりから背景画像をダウンロードしておきます。 「デスクトップ上で右クリック」>「背景の変更(B)」を開きます。 「追加(A)...」をクリックして、ダウンロードしておいた背景画像を読み込んで、好みのものに変更します。 2,パネルの修正 標準では画面下部にパネルがあります。 このパネルの空きスペース上で右クリック。「プロパティ(P)」を開きます。 「全般」タブでは「向き」を"上"に、「背景タブ」では「単色」で色をブルーに変更し、「スタイル」で透明度を調整します。 3,Dock風のランチャー「Plank」の追加と自動起動設定 macOSといえば特徴的なのは画面下部のDock。LinuxにもDock風のランチャーがいくつもありますが、ここでは「Plank」を追加してみます。 Synapticパッケージマネージャーなどで「plank」と検索し追加インストールします。 このplankが自動起動するようにします。 「Menu」>「設定」>「自動起動するアプリ」を開き、「追加(A)」をクリック。 「自動起動するプログラムの追加」画面が開いたら、「名前」、「コマンド」の両方に"plank"と記入し「追加」ボタンをクリックします。 これで、毎回起動するたびにDock風Plankが自動で画面に表示されるようになります。 いった...(ユーザー名)」をファイルブラウザーで開いて、「Ctrl + H」で「隠しファイル(頭に.がついたファイル/フォルダ)」を表示させます。 すでに「.icons」フォルダーがあればその中に、無ければ新たに「.icons」フォルダを作成して、その中に展開済みの「la-capitaine-icon-theme-0.x.x」を移動します。 改めて、「Menu」>「設定」>「外観の設定」を開きます。 「カスタマイズ(U)...」を開きます。 「アイコン」タブで、「La Capitaine」を選択します。 これでアイコンがmacOSに近づいてきました。 でも、MintLinux Mateの標準のファイルブラウザー「Caja」だと違和感があります。 Gnomeの標準ファイルブラウザーである「nautilus」を追加してみます。 7,nautilusの追加 Synapticパッケージマネージャーなどで「nautilus」を追加インストールします。 「Menu」>「アクセサリ」>「ファイル」として追加されますので、Plankにドラッグして追加しておくといいでしょう。 ファイルブラウザーが、macOSのFinderのような感じになりました。 8,フォントの設定 最後にデスクトップのフォントを近づけてみます。 「Menu」>「設定」>「外観の設定」から、「フォント」タブを開きます。 固定幅のフォント以外を「Garuda」に変更すると、それっぽくなるかな、と。 上部メニューがグローバルメニューではなかったり、ウィンドウの境界のクローズボタンなどが左側ではなく右のままだったり、かなりナンチャッテで詰めは甘いのではありますが、まぁ、それっぽく寄せることができたということでご容赦ください。



Cloud-work.net様が詳しく解説されているように、gtkのthemeと合わせればさらにMacOSに迫れるカスタマイズが可能ですよね。Mojaveテーマ、ブラックがかっこいいな






さいごまでお読みいただきありがとうございました

ManjaroLinuxをインストールした後Todoも合わせてご覧ください



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