例えば
tcpdump
をつかって通信ログをとったので、wiresharkでログを眺めたい、なんてとき。OpenWrtでtcpdump
を走らせてdns_query.dat
とかバイナリデータを保存しても、そのデータをどうやってwiresharkが動いているPCと共有すればいいのだろう。なかーり素人な知見で恐縮ではありますが、4つ方法があります。scp
コマンド- OpenWRtをsftpサーバーにする
- Openwrtをsambaサーバーにする
- Openwrtをtftpサーバーにする
OpenWrt : オープンソースルーターOS。SSHサーバー。tcpdumpコマンドでログを取る
PC : WireSharkを起動する。SSHクライアント。Linuxを想定
tcpdump : tcp/ip通信の生ログを取得して保存
OpenWrt >> PC
のファイル共有方法をどうしよう?という記事内容です。sftpがChromeBookでは一番手間がなくておすすめでした!!
1 scp
でSSHクライアントからファイルを取得する
SSHクライアントから接続先SSHサーバーのディレクトリにあるファイルを取得できる。文法は、scp ユーザー@OpenWrt.の.IP.アドレス:/ディレクトリ/ファイル 宛先ディレクトリ
## OpenWrt > PC
scp watashi@192.168.x.y:/root/dns_query.dat /home/watashi/Downloads
さっとコマンドを叩けばいいので、scpによるファイル取得の使い勝手は悪くない。しかし、上記コマンドを実行しているような、SSHクライアントがLinuxなら問題はないが、私のメインPCであるChromeBookのようにscpコマンドが使用できない場合。そういうときは、OpenWrtを種々ファイルサーバーにするのが楽。sftpサーバーが一番手間がかからないのにread&writeできておすすめです。
2 OpenWrtをsftpサーバーにする
opkg install openssh-sftp-server
参考URL: OpenWrt Project: SFTP serverパッケージをインストールした瞬間からsftpサーバーとして機能する。sftpのマウントディレクトリは/root。ChromeOSのファイラーだと以下のようにサイドバーに表示されアクセスできる。
Gdriveと同じような使用感であらためて便利ですね!sftpディレクトリのマウントは、Chrome拡張機能のSecureShellAppからさくっとできるので、このあとに紹介するdsambaサーバーにするより遥かに楽です
sftpディレクトリへのファイル・フォルダ作成、ファイル読み込みも可能で難しいことがなくてほんと便利でおすすめです。sftp参照ディレクトリのファイルを直接wiresharkで開けるというわけではなく、ローカルディレクトリにコピーしないといけない
LinuxのthunarならファイラーからまるまるOSのディレクトリ参照
3OpenWrtをSambaサーバーにする
opkg install samba36-server luci-app-samba uci-i18n-samba-ja
参考URL: OpenWrt Project: SambaOpenWRTのディレクトリが他のPCから参照できるのが、sftpと同様(あたりまえだけど)便利。共有ディレクトリの参照だけなら、LUCIでかんたんに設定できる。ゲストアクセスを許可するだけなら上記スクショのようにするだけでOK
4DnsMasqを利用したtftpサーバー
dnsmasqには、openWrtをtftpサーバーにする機能があります。この方法でtftpサーバーにする場合、他クライアントからのファイルのアップロードはできない仕様になっています。サーバーに対して、PCとかクライアントはファイルの参照のみできるようになっていますmkdir /root/tftpdir
uci set dhcp.@dnsmasq[0].enable_tftp=1
uci set dhcp.@dnsmasq[0].tftp_root=/root/tftpdir
uci set dhcp.@dnsmasq[0].dhcp_boot=pxelinux.0
#Commit changes
uci commit dhcp
#Restart Dnsmasq
/etc/init.d/dnsmasq restart
参考URL: TFTP Server on Your OpenWRT Router · alghanmi/openwrt_netgear-wndr3700 Wiki · GitHubPCなどでtftpクライアントソフトで、
/root/tftpdir
にあるファイルをget可能にWritten with StackEdit.
さいごまでお読みいただきありがとうございました
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